風呂場のサイクル/電子ノ猫人
 
私にとって温く寒い物となってしまった。このような不可抗力も共同生活の中では仕様のないことと割り切っている。


しかし、そのサイクルが崩れるとなると事態は変わってくる。ある日弟が疲れを訴え早々に寝てしまい、代わりに三男がやることとなった。そしてその代案として次回三男がやる番には次男がやることと言う折衝案が取られた。
が、その折衝案虚しくやることもなく私は渋々シャワーで済ませることとなった。
同じ体を洗うにしても、そこで得られる安らぎや精神的な疲れの回復量は段違いだ。ずっとっ経ったままと座ったままでは足の痛みも違うし疲れも出てくる。
さらに間の悪いことに今度は三男が次男の怠惰な対応に憤慨
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