映画日記、ただし日付はてきとう3/渡邉建志
 
してもよいが、ストルガツキー兄弟の小説「世界終末十億年前」を自由に翻案したソクーロフ監督の「日陽は…」は映画百年の歴史にまれにしか出現することのなかろう、紛れもない必見の傑作である!(略)「天才」ソクーロフが、その遭遇のもたらす甘美な戦慄をそっくりフィルムに定着させているという意味で、おそらく、生涯で一度しか撮ることのできない稀有の「傑作」と呼ぶほかはない映画なのである。」僕が100の言葉を重ねるよりも、この二人がこれだけ言うんだから十分だろう。でも、絶対にテレビモニタじゃなくてスクリーンで!ソクーロフはあと「精神の声」を絶対に見たい。

3.アンドレイ・タルコフスキー「鏡」(1975/ロシア
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