映画日記、ただし日付はてきとう3/渡邉建志
 
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今回は文庫本ということで、マイ・ベスト20・映画体験について。見た後で、恋に落ちたみたいに1週間ぐらいその映画のことしか考えられなかったような映画たちと、その監督の他作品。

1.ビクトル・エリセ「エル・スール」(1983/スペイン)、およびエリセ他作品(「ミツバチのささやき」「マルメロの陽光」「ライフライン」)
寡作の人、ビクトル・エリセ。10年に一作のペース。(「映画を撮っていないときでも、私は映画を撮っているのだ」といったのは彼ではなかったか。)すべて、静謐な作品たち。この映画のすごいところは、芸術映画でありながら同時にエンターテインメントでもあるというとこ
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