行きつけの釣具屋さんで考える/北村 守通
になっている。キャッチアンドリリースという方法がどれだけの効果を生むのか、といった点については勿論まだまだこれから議論の余地がある。しかし、そこには確実に『よりよい釣り場』を求めた趣味としての釣り人達の自主的な協力による軌跡が残されているのだ。(なお、この『よりよい釣り場』に対する価値判断というものは、あくまでその主催者達個人の価値判断であり、それを他人に強要するものではない、ということも付け加えておきたい。)
この様な釣り人による運動、というものはなにも渓流に限ったことではない。小さなものでは有志の釣り人達による釣り場の清掃活動といったものも古くから行われているし、今なお積極的に広がっている
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