桜のつぼみもふくらみ、/榊 慧
謹慎。)
こんなこというのも嫌なんですけども、俺、おそらく高校行ってもなじめないし浮く(沈む?)だろうし…なんか、そういう感じなんですけどそういうのじゃなくってもっとこう…俺はもう中学のこの3年間でぎりぎりがりがりと石膏を削られているかのような経験を致しまして、疑惑が確信へと、遂げたわけですね。「あれ、何、俺って結局一人なの、?」的な。溝的な。いや、や、ただそれがいずれ成長してゆくと共に分かる思春期の〜とかじゃないということに俺は悩みましてですね、はぁ。とにかくもう決定的なものでありまして。性格とか人格とか思考とか価値観とかそういういろんなもんがごっちゃになってブラックコーヒーみたくなってた
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