ディストピア。眼の誕生!/瓜田タカヤ
は
CDの所持数と様々な境遇の女に入れた話を病的に喋り続ける
額にはラブアンドピースの入れ墨が
彼の内部のつじつま合わせのように彫られていた
蠅の瞳はすでに諸々を映し込んでいなく
見ていないし見えていても何も思わない
高慢な芸術家は肉体のヒエラルギーの設計図を信じている
表現は命の全てであると疑いもなく もしくは720日疑心した後そう話す
彼らは返り血を浴びるが意味がわからない もしくは気が付かない
唯一無二のテリトリーを見つけるがその場所が始まりである事を知らない
そして殺し合いの報道や弱者を蹴り殺す報道を見 心を痛めるが
楽しく処理して いつかやさしく喋る区分けを
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