スワロフスキーの夜/エスエル1200
 
を開いた。
「雑談はそのくらいにして、そろそろ本題に入りませんか。スノウマンさんも来られていることですし。」
二人は場都合が悪いような顔をし、僕はホッと胸を撫で下ろした。


            *


特に話の進展が無いまま、我々の目の前にはメインディッシュが並べられた。
「あら、素敵!」金星のご婦人が驚嘆の声を上げた。
「素晴らしい!“火星人のグリーン胡椒仕立て”だね。」と土星人。
僕には“タコの姿焼き”にしか見えなかった。
「とりあえず、ホワイトチョコレートは僕が準備するので。」
「そうね、それは地球でしか手に入らないものね。」
婦人は返事をするものの、目の前
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