私の詩論 「はじめに」と「第1部 この世の始まりから生命の誕生まで (科学的な世界観の共有)」/ばんざわ くにお
 
のマイナス44乗秒後にインフレーション現象(空間どうしを
しりぞけあう真空のエネルギーによる空間の急膨張)を起こして一瞬(10のマイナス
34乗秒間)で大きさが10のプラス100乗倍に膨張した。10のプラス100乗倍とは
直径1ミリの砂粒が直径100億光年の大きさに膨らむスケールだ。このときに真空の
エネルギーが膨大な熱エネルギーに転換されてビッグバン宇宙(火の玉宇宙)が
できあがった。

3.ビッグバン宇宙  【物質の誕生】
猛烈な温度のビッグバン初期には現在の宇宙の全物質(と言っても素粒子レベルだが)が
創成された。そして3分後に水素、ヘリウムの元素ができた。宇宙は温度を下げ
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