昨日は孤独な世界?/錯春
単なる腐敗したものへと変わりうる可能性を持つこと。(自分が気持ちいいから、垂れ流すのだ。それは排泄と大差ない。だからこうやって虫が湧く。)
リマはそんなことは考えたくも知りたくも無かった。
まだ、何か確かなもの(それは愛じゃなくても構わないから)が、あるに違いないと、信じていたから。
リマはコンビにへと足を向ける。
コンドームが切れたから、買いに行くのだ。
彼女には彼氏がいない。
だが、特定のセックスの相手はいた。
自分の身は自分で守る、の精神で、リマは背筋を伸ばしてアスファルトを踏みつける。
(私が悪いなんて、言わせない。絶対)
携帯の向こうでは、女友達が「私が
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