萌えと批判/渡邉建志
 
Nさんが日記で書いていた。Nさんが賢治について書いた批評について、批判があったらしい。某所のチャットで、「このレベルで留まれたのなら幸せだったんだろうけど」「賢治について書くなんて怖いものしらず」みたいな事を言っていた人がいた、ということだ。

ああ、その人たち、おろかだよなあと思う。まだ、「そんな批評書くんじゃねーよ」と言っていないだけましなんだけど。「詩の理解にレベルがあって、レベルが低い人間には何も語れない」というような風潮がもしあるとすればそれは恐ろしいことだ。AさんはAという感想を持った、Bさんはそれをみてなるほどそういう感想もあるのねと思った、それはめでたしめでたしだが、Bさんが、
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