PoorPoor/影山影司
 
に写らないようにアームを操作して、先端についたマイクをレポーターに向ける。そしてツマミを適時動かして音量やノイズカットを調節する。単調な仕事だ。ヂレクタは顔をしかめながらカメラに顔をくっつけている。撮影のために生まれてきたような人だと思う。
 レポーター達がケーキとコーヒーを飲み食いして、当たり障りのないことを言い、架空のアクセス情報を告げて、撮影は完了する。

「カット! おつかれさまでーす」
「おつかれさまでーす」

 肩をもう一度揉んでやると、プアプアは終了する。全身の力が抜けて、直立の形で固まったままのプアプアの衣服を脱がし、乳首をつねる。するとシュウシュウと空気が抜けてもとの
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