「兎」/菊尾
つっこみを入れてくるという事を学んだ。
「話を戻しますが、ガーコは普通のアヒルです。念話など出来ません。オスですがガーコです。」
はい。はい。頷きながら聞く。
「それでガーコにですね、一日一回でいいのでブラッシングを頼みたいのです。」
ブラッシング??
「えぇそうです。このブラシで。」
そう言うと兎はせっせと近くの土を掘ってブラシを持ち出してきた。
疑問が渦巻いているのはもうだいぶ前からの話しさが新たな疑問が仲間入りした。
何故?この兎に対してこの語句を用いるのは今更、野暮な話なのかもしれないが、そう思わずには居られない。
新たに仲間入りした疑問はその後にこ
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