眠りに落ちたら、私は/セルフレーム
 
たら王様も一緒になって飛び回りました。

そんな王様でしたが、街の人からは嫌われていました。

王様は草花や動物との接し方を知っていましたが、
人間とのふれあいのしかたを知りませんでした。

だから街の人に会うと、
「ふん、お前たちは何をしているんだ」
なんて、怒ったような言い方しか出来ませんでした。

本当は、
「何をしているんですか?」
と、そう言いたいのですが、人に会うと、
どうしてもふてくされた表情になってしまうのです。


あるとき王様は、街を囲む森で動物達と散歩をしていました。

そこを一人の少女が通りかかりました。

「王様、何をやっていらっ
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