眠りに落ちたら、私は/セルフレーム
らっしゃるのですか?」
王様は頑張って優しく言おうとしましたが、だめでした。
「散歩をしていただけだ」
「兎や仔鹿と一緒にですか?」
「そうだ。何が悪い」
「いいえ、とっても可愛らしいですね」
少年はにっこりと笑いました。
王様はもう羨ましくてたまらなくなりました。
「どうしてお前は、そんな素敵に笑える?」
少年は、王様の方を向いて言いました。
「王様こそ、動物達と歩いているとき、とっても素敵なお顔でしたよ」
王様はびっくりしてしまって、一目散に駆け出しました。
王様は、たくさん考えました。
これからどうやって人と話せばいいのか、分かった気がし
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