よっしゃよっしゃ、詩の良し悪しや/キリギリ
概ねそんなものである。
我々は階段を上っているのだろうか。ここは平野かもしれない。
押し上げられているのか突き落とされているのか知らないが
ともかく背中にかかる他人の力にイライラする。詩人は勃起している。
しばらく黙っていてくれないかもうすぐイキそうなのに遠くから
やれあの女は乳輪がデカ過ぎるとかくびれがないとかベルダンディーを
主軸に据えた童貞どもの女体批評が僕のリビドーをいたずらに惑わせる。
他人の言葉で遊びませんか?枝を折って。枝を折ったのは僕だ!と
叫ぶ素直なワシントンボーイよろしく自らの名を持って他人の枝を
折りませんか?僕はやらないよ。他人のふんどし
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)