僕の亡骸が埋まる日まで/唏羅
んなふうに埋めてくれ
泣き叫ぶ僕の声に堪らず躰から僕が抜け落ちていく
泣き叫ぶ誰かの声に堪らず躰から僕が小さくなっていく
誰かはわからないけど貴方の声は僕を苦しめていた
“もういいんじゃないか?”
そんな時に聞こえた声は僕に遠くなる自分(僕)の後ろ姿を見せたのさ
嗚呼
胸に熱く沸き起こるのはなんだろう‥
頬を伝うのはなんだろう‥
嗚呼 僕が抜け落ちていく
僕の亡骸がここに埋まる日を指折りで数えるのは出来ないのに
ここに埋まることを予期し望む僕がいる
自らの棺に自ら入れよう
僕であふれた
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