僕の亡骸が埋まる日まで/唏羅
 
れた世界を
僕が作り上げた世界を


ここに亡骸を刻んで


深く深く眠ろう


明けない夜を迎えるのは怖くない








僕の叫び声は僕を追い詰め

貴方の叫び声は僕を狂わせ

君の叫び声は僕を壊した

躰から僕が抜け落ちていく

躰だけがそこに残る

歴史のように内面ではなく

剥がれ落ちた躰だけが残る









いつか僕の亡骸が埋まる日まで


小さな薔薇園でお茶を飲もう


いつか僕が朽ちるまで


今を歩いて行こう


叫び声さえも纏い


僕があるべき場所へ









“もういいんじゃないか?”


いずれ頷くその日まで


いつか亡骸が埋まる日まで


僕は躰を進めるしかない


いつか僕の亡骸が埋まる日


周りを独りにはしないで


多数≒幸せ


傷付く貴方に花束を


傷付く僕に約束を‥



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