自分を知ること/結城 森士
拠のない、そのやる気だけが僕を支えていた。「Never Give Up」だけが支えだった。
自分を知らないことこそが僕の行動のすべてのエネルギーを生み出していたのだ。
だが、それは真のエネルギーではなかった。いつだって僕は燃料切れになった。
人との約束を守れず
人との関係はすぐに裏切る
それでも直そうと思わない
でも行動をやめようとしない
自分の非を認めずに
ただ次の行動に移っていくだけ
根拠のない「Never Give Up」
それだけが僕を新しい失敗へと駆り立てた
2年間、たくさん行動の幅を広げては、その度に人を裏切り迷惑を掛けて失敗を繰り返した。
友達
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