虹色ほっぺの冒険者 〜詩人・dice覚え書〜 /服部 剛
「Comingtune」
という異なるDeepな次元への誘いのかけ声のように
聞こえるのも密かに面白いと思いました。
最後の連はdiceらしいポジティブさが凝縮されて
いると感じ、街へと飛び出してゆくdiceは現代の冒
険者であり、アグレッシブに朗読する彼の頬が不思議な
虹色を帯びているのが見える気がしました。そしてこの
詩の最後の言葉が
一緒にしばし仮眠中
というところに、diceの「粋」を感じます。「大事
な誰かと仮眠中」・・・それは恋人かもしれないし、か
けがえのない友かもしれないし、いろいろ想像できます。
先日の「笑いと涙のぽ
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