夢/高杉芹香
 
チケットを手に入れて私はようやく安堵の息をもらした。





そこに彼から電話が入った。



『着いた?』



「うんっ。着いたよ。」



『やったぁー♪」



無邪気に喜ぶ彼の声が嬉しかった。



『どこにいるの?』



「え?。会場だよ。」



『どこ?』



「ん?。グッズ売り場のあたり、、、」



そう言った頃 視界には彼の姿があった。




リハも終わり自由時間になっていた彼は 半分衣装のまま 私を探しに出てきてくれてた。




妙に注目を浴びる彼。



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