「 だからぼくは書いてオナニーして読まれてセックスしたい。その一。 」/PULL.
四。
「IT革命」「IT革命」「IT革命」。
そう連呼していたあの森の中の島国のシュショウは「カクメイ」の行く末を見届けることもなく超低空飛行で退陣し、めでたく戦後何代目かのモトシュショウとなり、今度は森、ではなく藪の中に、いそいそと引っ込んで(クロマクになって)しまった。
ぼくは今、あの頃のように青二才ではない、もう青二才ではいられない。けれど今も。彼も、彼のセイトウも、彼の神の国も、ぼくはまだ支持して、いない。
彼らの「カクメイ」はぼくを「カクメイ」することは出来なかった。
一の五。
あの「カクメイ」が過ぎ何年かした頃、ぼくはとある事情により、この電
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)