批評祭参加作品■「 この際なので批評祭の主催者をちょっぴり意地悪くイジってみる。 」/PULL.
えばまず、野球選手のスイングや、ピアニストのタッチについてなど、読者にとっても解りやすいオリジナリティーの「実例」を出して、読者を「あたためて」から、それから、本ネタに入る。そうすれば多少すっとんだ「ネタ」でも読者は意外とすんなり、「読んで」くれる。読者はわがままで自分勝手で意地悪でくそったれな存在だが、それを書いた作者以上に「それ」について知っているし、想像力もずーーーっとすっとんでいる。
ここから、意地の悪い「読み」を、する。
この作者には、読んでくれる読者に対する「不信感」のようなものがあるように、またその「不信感」に対して「堪える」だけの耐性が「弱って」いるように、読んでいて
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