なにもないぜ、ぼくたち/青木龍一郎
ってむかつくんだよおまえらぜんいんぶっころしてやりてえよなんだよなめんなよだれもぼくの詩にちゅうもくなんてしてないんだこうえんでひとりでしゃべってるぼくをにやにやしながらみるだけじゃねえかおまえらにもぼくにもほんとうになにもないんだよなにもないんだよふざけてるよおまえら」
絶対、お前らよりも生きてやるよ!
生きてやるよ!
絶対にお前らより生きてやるよ!
涙が溢れた。僕は目を真っ赤にして、鉄棒を殴り続けた。
すぐに手から血が吹き出た。それでも僕はめい一杯のちからをこめて鉄棒を殴った。
「笑いながら平気で裏切る!笑いながら平気で殺す!
笑いながら平気
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