八月、愛するものにもどってはならない/んなこたーない
 
ージ(ないしは序文)は繰り返し読んだが、それ以上先に進んだことがない。



あいもかわらず、ぼくの周りでは出産ラッシュがつづいている。
親は子のまえを立ち塞がねばならず、子は親を踏み越えていかなければならぬ。
自分の生み出したものに追い越されてゆくこと、それははたして勝利だろうか、敗北だろうか?
子を持つことは、自己肯定と自己否定の矛盾を受け入れることである。



「All men are created equal」
もしあらゆる人間が平等に創造されているならば、次のように考えることができる。
個々人によって知性や感性、身体能力などに差はあるだろうが、それらは本
[次のページ]
戻る   Point(1)