ZUZUさん『鳥人間コンテスト』を読む/楢山孝介
はないとおもうと言ったら
そう、
とさびしそうに笑って電話を切った
中日ドラゴンズはそのころまだまだ弱かったと思う
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やがて読み疲れる時期がやってきた。日々日々日々日々投稿され続ける詩の洪水を片っ端から読むようなことは元々していなかったが、それでもある程度は目を通していた。「今」に疲れた。「想い」に疲れた。ランダム巡回が多くなった。たまに好きになれる詩に出会え、ごく稀に大好きになれる詩人に出会えた。けれどもその頻度も、徐々に少なくなっていった。そうしてまた疲れてしまった。
一息ついて、一番好きな人の作品を読み返すことにした。
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サン・テグジュペリをのせた飛
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