Follow, poet, follow right……/んなこたーない
ことである。
また、一読してすぐに気づくことが二つあって、
ひとつは「その世界ではたとえば、人が空だって飛べるし、何度でも生き返ることだってできるし〜」云々というところで、
この程度で「現実世界とはまるで違う」というのは少し言い過ぎで、
フィクションといえど、それは現実世界での経験のreflectionでしかないわけである。
言い換えれば、現実世界との関わりなくしてノンフィクションはありえないということだ。
もうひとつは、「小田実」という人間はノンフィクションであったという点があっさり看過されている点が気にかかる。
*
たしかに、言葉は書かれてしまえば、紙の上だけで充分
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)