下着のプレゼント/深水遊脚
 
があるように思う。安売りされているものでも、男性用の通常の値段の2倍はするし、高級なものとなると上下1万円かそれ以上になることもある。そんな状況で自分の財布を痛めて下着をプレゼントすることで、身をもってそういう事情を知りたかった。値段のこともそうだし、とにかくパンツやブラがちらりと見えると無差別にテンションが上がり、無遠慮な視線を平気で送ってしまうような、普段の自分のなかの感覚の歪みを正したいという思いが強くあった。何から何まで書くわけにも行かないけれど、実際にランジェリーショップで買い物をして、相手に渡して、試着してもらったところ、それ以前と以後の自分の変化について書いてみようと思う。

 
[次のページ]
戻る   Point(11)