下着のプレゼント/深水遊脚
 

 まずそのパートナーに下着をプレゼントしたいことを伝えた。返事がなかなか来ず、やっとOKと返事が来たのは会う約束をした当日の昼過ぎ。私はまだ会社にいる。残業はないとしてもプレゼントする下着を選び、買い、ラッピングを頼み、ほかにいろいろ準備するまでの時間は1時間も取れない。さあ大変。あらかじめいろいろ下調べをしていた私は、下着のプレゼントがそうたやすいものではないであろうと察していた。サイズの合わない下着は体のかたちを崩すし、ストレスも感じさせるだろう。1日だけ着てもらって実はそのあとゴミ箱に行っていた、なんていう事態はどうしても避けたいけれど、少しでも
思慮を欠けば間違いなくそういうことになる
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