アシスタント日記/猫のひたい撫でるたま子
 
会い、もしかしたらあの人は天才なのではないかとこっそり思っている。

アシスタントの帰り、銀一に機材を借りにゆくがてらブリヂストン美術館に寄った。

じっと見る、という今日のテーマにぴたりな展示をしていたが、財布が貧相だったのでブリヂストン美術館のカタログを読んで我慢することにする。

モネと藤田嗣人とザオ・ウーキーのポストカードを2枚ずつと、展覧会案内の冊子をお土産に買ったら、ちょうど入館料と同じ値段してしまった。

数字に弱い。

モネのポストカードを買っからもう一度カタログを立ち読みして、睡蓮について読む。

モネは、5月〜9月の暖かな頃に睡蓮を書き始め、冬の寒い時期
[次のページ]
戻る   Point(1)