春の詩を書くために/ブルース瀬戸内
 
に支えられながら
切り拓いた46億年だって例外ではない。

大したことはないと決め込んでいたことに
一番苦労したりするものだ。
明日の栄光は私が捨て鉢で担保するもので
すべてが構成されるわけではない。

明日は何かの区分であるだけなのかもしれない。
踏ん切りのつかない私たちに
踏ん切りをつかせてくれるものなのかもしれない。

10分後を見事に予言できるパントーストの
「今朝は食べられない」という予言は無意味だ。
私はパントーストを食べながらそう思う。
とはいえ、言い切ったことが真実となり
言い切らなかったことが不実となるシステムが
問題だと言い切れるだろうか。

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