自分は見た/んなこたーない
 
しての自分の輝かしい実績には誇りを感じているよ。しかしわたしは教祖に祀り上げられるつもりはないし、どんな形であれ団体と名のつくようなものに係わり合いになるつもりもないんだ。これはわたしの信念であり、過去においてもわたしはそれをずっと守ってきた。その点については、記者にも強く念を押しておいたはずなんだがね。きみもあの記事を読んだんだろう? だがね、せっかくだからきみにも言っておくが、預言とは実行されるしかないものなんだよ、ねえ。救済についてわたしに助けを求めて来ても、それは無駄なことだ。間違いなくきみたちは地獄の責苦に焼き尽くされることになるだろう。しかしそれはきみたちの運命であり、あらかじめ決定
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