ひとそれぞれということ/んなこたーない
れぞれ固有の文化的・歴史的な特異性が背負わされている。
もちろん普通の頭でないひともいる。また、ひとつの記述であるセンテンスを
経済行為と結びつけるかどうかによっても、受け取る側でニュアンスは変わってくる。
そして現在を生きるわれわれは、まず第一に経済行為を優先させなければならぬ。
全肯定も全否定もある時には便利かつ有効な手段である。
しかしそれを駆使するとき、ひとは己の無能さに思い当たらざるをえないだろう。
このふたつは畢竟同じ所に落ち込むのであり、
こういった無能者の思考回路を広い意味での「ナショナリズム」であるとして注意を促したのは、
ぼくがファンである某イギリス作家であ
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