ひとそれぞれということ/んなこたーない
 
であった。

無駄に人生を浪費しないためには、何事もほどほどで済ますことが肝要だ。
「ひとそれぞれ」もほどほどにしておかないと、不健康である。
もっとも、この人生で気晴らしだけが唯一われわれを慰めることが出来るとパスカルは言っている。
どのように気を晴らすかはそれこそ十人十色である。
幸福な気の晴らし方もあれば、逆に不幸なそれもある。
ぼくはといえば、できることなら少しでもバカを見ないように、というのが気晴らしにおける唯一の希望なのである。

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