ひとそれぞれということ/んなこたーない
る。
ハムレットが語り尽くされた後だからこそ、ローゼンクランツとギルデンスターンについて語る意義が生まれる。
これらは隙間産業であるから、隙間がなければ成立しない、あるいは成立してもかなり程度の低いものである。
「ひとそれぞれ」だからと言って、ダメなひとはやはりダメなのではないか。
そもそも本当に「ひとそれぞれ」と言えるほどにひとは明晰で個別的な頭脳を持ちえるのか。
人類の歴史はまた自然を克服してゆく過程でもあった。
何よりもぼくは自然を疑いたいのである。
普通の頭で考えれば、どのようなセンテンスも「I Think」が前提に書かれていることが分かるはずだ。
「I」にはそれぞ
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