平日昼間のショッピングモールで/喫茶大島
最近は小説を書く事から大分遠ざかっていた。今日、私は秋の気持ちの良い陽射しの中を、近傍のショッピングモールまで書店目当てに出掛けた。先日、通っていたB型作業所を退めたので、私は毎日を特にやる事も無く、ボーッと過ごす事が多くなっていた。書店では最近もう少しきちんと取り組もうと思っている、俳句の歳時記を購入するつもりだった。
秋の平日の昼間のショッピングモール。この時間帯に私がここに来たのは、これまであっただろうか。書店で歳時記を購い、改めてモール内に置かれた椅子を見てみると、そこはみな年配の爺さん婆さんに占拠されている格好。どこかで聞いた話ではあったが、実際に見るのは初めてだったと思う。私はそこを
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