Memo. Dec. 29th. 2020/墨晶
書く為の、メソッドと云うか、ゲームを考案する(し続ける)。最終的に一つのテクストが導かれるゲームだ。「ゲームの結果=テクスト」よりも、その作戦に作品性がある、そんな試みを。
読む者は戸惑うかもしれない。しかし、それは必要だ。何故なら、この世で、「何だかわからない事」が、あってはならないからだ。
「何者でもない者の語りの可能性」を放棄すると云う事とは、「賭けない」と云う事だ。賭け、ゲーム、遊び。何故、ことばの創造に関してのみ、不当に地位が低いのか、禁忌なのか? 「遊び」から派生した「何か」は取るに足りないものなのか? 「取るに足りない」なんて、誰もが好きな属性である筈なのに。
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