白痴王の湖/和田カマリ
あこがれの総理に処女を捧げた、グラドルの手島Yさん、その過激すぎるエプロン姿のため、NHKの首脳陣から、激しいバッシングを受けていた頃、俺は君達の街の教会のカタコンベで、非常に状態の良い悪魔の頭蓋骨の発掘に成功していた。
油紙に包まれ、埋められていたそれは、両のこめかみの上から、小角が飛び出していた。そして、ところどころ白髪の生えたビーフジャーキーのような肉片を残していて、ジュンジュンと分泌液を迸らせていた。ガン細胞をも遥かに超える生命力だ。
言い伝えでは、この頭蓋骨を舐めながら願いをかければ、何でも叶うとの事。早速やってみた。ペロペロすると、昔良くペッティングをしていた、親戚の叔父さ
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