霊視体験/アラガイs
 

霊魂の存在を語る
紛れもない事実としてこんなことを大真面目に話すひとがよくいる
もしもあなた自身が、思わぬ形象(かたち)でこれを体験したとすれば
それを事実としてあなたには受け入れることができるだろうか…
実際「虫の知らせのようなことを何度か認識させられた。子供の頃から母親に似て感が強い方だとは思っていた 。しかし霊の存在を疑いもせず、まるで見たかのように語る人をわたしはこれっぽっちも信じてはいなかった 。」
年が明けて二日、テレビの前で炬燵から動こうとしない母に代わり、餌欲しさにつきまとう猫と一緒に洗濯物を取り込んでいた 。
仏前に線香を供えてから取り込んだ洗濯物を選り分けて
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