【批評祭り参加作品】現代詩手帳散見/リーフレイン
 
 2009年9月号の現代詩手帳の裏表紙は、第一回「鮎川信男賞」募集のお知らせでした。
その募集文の中に

「歌う詩」から「考える詩」「感じる詩」へと展開してきた現代詩の今日から明日を予見する「詩」と「詩論」

という言葉があり、なるほどなあと思ったものです。進化ではなく展開であるところがまことに頷ける話です。歌う詩が古いものというわけではなく、詩作の重心のバリエーションが少し広がっているということではないかと感じるのです。(もしかしたら「流行り」ということかもしれないですが。)今は、様々な音律が流れる時代であるのだろうなあと思いをはせたりします。


「新人欄の半世紀」という
[次のページ]
[グループ]
戻る   Point(5)