あの時
のぼくは何を思っていたのだろう
色欲にまみれて本性をうしなっていた
いまは瀬戸内寂聴さながらに煩悩即菩提を受け入れた

香を焚き
灯を点し
経を読み華を散らし
鐘を鳴らし
生 ...
空が灼け落ちた跡に残る鳥影は
もはや輪郭ではなく黒曜石の断面であった

そこに指をあてると微かに温度があり
それを痛みと呼んでも差し支えないと思った
喉奥に残る違和感は
言葉の幼生が死に絶え ...
蓮の土を変える

去年の濡れた泥から蓮を取り出して

腰気をつけて

遠くに雲が見えて

大きくて元気の良さそうな蓮の根を

選んで 選んで 腰に気をつけて

泥を洗って

...
 それは、ルート4からもルート66からも離れたところにある。もとよりこの国では、ヒッピー文化など無用の存在であるのだが、墓畔には花園すらもなく、23段の石段が地上とこの霊園とを隔絶している。代理で来た ... 私はあなたに
泥のような愛を浴びせ続けている
いまも それでも
ものともせず 輝いて
あなたが 愛を
ものともせず

立ってもいない
泳いでもいない
ふらふらと揺蕩っている
...
◯おぼろん……

話がだいぶまとまってきているようですので、今日は「自我の定立」にまた話を戻してくわしく検証していくか、「自我における神性──そのようなものは可能か」といったことをお話しできればと ...
とほひ日の思ひ出
未来未知から波打ち
到来するその時に 、

もうクスリは効かない

自らが薬にならなければ
白目が灰色に染まりはじめる
黒目が必死に見つめるもの
白目を穢して
黒目に映る暴力の影
白目は不安から恐怖へ
黒目がきらりと光る
白目は恐怖から絶望へ
黒目が執拗に見つめるもの
白目が ...
情けなくも迷うのか、それとも、情けとともにあえて
迷うのか、とりあえず、抒情とともに迷うということ
にしておこうか。情迷という態度を貫いてみる、人は
常に迷いとともにある存在であり抒情とは人にと ...
○「説明」
人に説明できないことは
やらない
ようにすれば
道を踏み外すことはないだろう

○「眠れぬ夜」
オンラインゲーム
SNS
ユーチューブ
眠れぬ夜はつづく

○「人生 ...
「愛してる」




          言ってもくれぬ{ルビ彼=あ}のひとに
               などか{ルビ操=みさを}を捧げむとすや
狂った国土で正気を保つのはむつかしい
猫なで声が
泥で出来た人形たちを踊らせ
盲いた人たちが
拍手喝采する枯野のアンフィテアトルム
野糞を始末するトイレは
すぐに壊れた
だれもが
口か ...
 さまざまに貝殻の散らばる海の──足を思わず切ってしまいそうな──四度の和音によって、微分されていく空、空の空。面ではなくて、線の空が垂直に海に降りてくるところの光を、掌に押しとどめてつかまえなければ ... 幽霊が大笑いして枯れ桜

酸化する大気なのです春の宵

眠れぬ夜ハンドクリームのジャー抱えて

小むすびとお菓子を持って自転車旅

まずは海それから空と想い馳せ

通り過ぎる風をた ...
色彩の無いまだ
生物未満のものが
漂う原始のような海で
わたしは風の匂いを嗅いだ

ここにいる理由を
誰が説明できるだろう
ここにいる意味を
誰が否定できるだろう
ざわめく孤 ...
「規範」

この学校の主旨目的は中途退学者或いは諸事情により不登校を余儀なくされている生徒を受け入れ
新たな学童精神に基づきその教育理念の向上に、ささやかな、且つ熱意ある灯火を付与するために ...
舌舐めずりのおおかみ
赤ずきんちゃんを狙ってる

憂いに満ちた眼差しでため息ばかりつく可愛仔ちゃんの
薬指の呪縛が解き放たれるのを今か今かと待ちわびている
耳元に甘く囁きながら何気ないしぐさ ...
君の写真に何度も何度も語りかける
〝好きだよ、好きだよ〟と
偽りのないコトバ
愛に偽りなんかないんだ、きっと

君の前を通り過ぎた女性(ヒト)だって
真剣なキモチで君と向き合ったに違いない ...
まるで待ってましたといわんばかりに
横殴りの雨が僕の肌を情け容赦なく突き刺してゆく

我が身をかばうように頭の上を両手で押さえ
出来るだけ速足で歩こうとするのに
脚が絡まって思うように巧く前 ...
◯ひだか……

こんばんは♪

ちと閃いたので、以下走り書きにて。


僕が、能動態/受動態 と言ってるのは、

意識が肉体に依存して居るのかしていないのか、
その違いなのですね。 ...
 カクヨムのPVがプロローグに集中したままで、「銀河騎士隆盛記 零」第一話が読まれない。第一話にPVが付くのをこの3日間、モヤモヤしながら待っている。まあ、気長に待てば誰かが読んでくれるだろうとは ... 雨が小説を書き上げる前に僕は姿を消した
左巻きに回る星に飛び乗って
地続きの空を眺む
さくら散る しゃらくせいと 写楽言い

 
米 季語 さくら
死者のあしおと散るこえの
花息吹だき{ルビ御霊=みたま}ふる
{ルビ永久=とわ}をかぎりと{ルビ去年=こぞ}を問う
晴れるや明日は靴飛ばし
あまどい伝うなみだかな
死者の舞う 、
生者の歩む、
途を照らして
逝く生く
ヒカリ

  ▽

あなたの
なかに
はいった
ときとても
あったかかった

  △

背景に退き
ながら拝啓と ...
失って初めて気づいた
あなたが同じ言葉を話す“仲間”だったのだと

ねぇ、あなた
どこに行ってしまったの?

ねぇ、さよならくらい
告げてってよ

ねぇ、戻ってきて?
とても寂しい ...
「あの日」──と、言うほどの日でもなく、当初は「ある日」で始める予定だったのだけれど、その日に何かの予感があったのか、なんとなく「あの日」で始めてしまった。
 予感──? それも大したものではなく、 ...
未来の息吹
世界が集う光の舞台
裏には金や政治の影ちらつく
光と影 斑らの土壌に
夢の種
技術の花
木造鉄筋の森の中
文化の橋を渡ってみよう
地球の鼓動
共に刻み
希望の地図を描き ...
ダブダブに ダブる 輪郭
君はどこ?どこ?どこ?どこに?
瞳孔に刺す花
多重輪郭
私はここにいるよ

ダブダブダブダブダブる 輪郭

指先からほどけ合って
唇で舌で触れて
触れてい ...
紅の葉々の揺れに揺れ
或るもの或るもの
余りにありあり
在り始め 、

 光響いて響く光
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
虚空レタス自由詩4*25/4/15 0:20
喉痕中沢人鳥自由詩225/4/15 0:06
鉢の土を変える秋也自由詩325/4/14 23:19
墓──マザーロードから離れて大町綾音自由詩325/4/14 21:51
はるな自由詩325/4/14 20:13
自我の定立と詩④大町綾音散文(批評...1*25/4/14 19:59
五行歌、く す り(改訂)ひだかたけし自由詩4*25/4/14 19:26
eyes自由詩9*25/4/14 18:54
情迷岡部淳太郎自由詩225/4/14 16:46
独り言4.14zenyam...自由詩1*25/4/14 15:49
みさをリつ短歌1*25/4/14 10:49
ユニオンの悪夢室町 礼自由詩4*25/4/14 9:11
海──切断された微分された線の大町綾音自由詩325/4/14 5:53
つれづれと俳句(無季)俳句225/4/14 5:32
色彩たもつ自由詩325/4/14 5:14
私立女星川学園(総合専門高校)洗貝新散文(批評...325/4/14 1:34
真夜中の赤ずきん栗栖真理亜自由詩225/4/13 23:35
愛という名の究極自由詩125/4/13 23:26
稲妻の記自由詩2*25/4/13 23:22
自我の定立と詩③大町綾音散文(批評...125/4/13 21:43
「クレクレ星人の独り言 60」ジム・プリマ...散文(批評...025/4/13 21:19
無題紅茶猫自由詩3*25/4/13 20:39
江戸のさくら足立らどみ俳句3*25/4/13 20:25
花息吹リつ自由詩5*25/4/13 19:47
五行歌、ふくインさんひだかたけし自由詩525/4/13 19:25
仲間リつ自由詩1*25/4/13 19:15
あの日……大町綾音散文(批評...325/4/13 19:14
光と影の博覧会自由詩325/4/13 18:47
「花刺し(HanaZashi)」アタマナクス自由詩125/4/13 18:19
LUXひだかたけし自由詩5*25/4/13 18:18

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加筆訂正:
みさを/リつ[25/4/14 11:28]
修正
みさを/リつ[25/4/14 10:50]
修正
0.21sec.