これまでに人は
この世界に塵芥のごとく
いいえ、もっと些末な
不織布マスクになら引っ掛かるような
やっぱりすり抜けるような
ええ、そんなアレでした。

たとえば私の裡の、あるひとつの考え ...
数日前に茹でてタッパーに詰め込んだ、冷たいそうめんをとりだして食す。もうだいぶ硬くなっているほそい面、たいぶ新鮮味のなくなっている細かく刻んだネギ、ふにやふにゃの刻み海苔、氷を入れてかなり味のうすくな ... 夏の語尾を揃えて
波紋は遠くへ伸び
粗削りの石は凪を驚かす
静謐に彩られた霞に
魂の背中を思いやる

私の描いている空は
誰かに届く
空はどこまでも繋がっているから
必要な人の瞳に落 ...
記憶からも記録からも
このこれら
夏に終わり無し
と、

終戦も沸騰も爆破され いくのみ

うーん、にしても眠い。
わたしのさみしい骨のゆくえは
乾いた風吹く荒涼とした地
どの生き物にすら踏みつけられることもなく
ただひたすらに転がってるだけ
あしたなら抱えきれないほどあって
きのうのひとっつも無い寂寞
...
左にいくからと伝えたら
付いて来て呉れると
そう思い込んでいたら
わたしは右にいくからと
君の声 、

心の奥深く刻み込まれた
その清冽な微笑みと共、

今に結構な光景と化して
た ...
水清き川辺で
二人並び足を水につけ
ばしゃばしゃとふざけて
僕も水の冷たさを味わいたいよ

彼氏とソフトクリームで
甘くて、楽しい時を味わう
神はよどれを垂らすこともできず
僕も一 ...
遺言状 その文言も添削す 蜩は少なくなり
夏が終わろうとしている
けれど
永遠に終わらない夏がある
八月六日から



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
全て

言える
朝に
生まれた



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
女は髪が炎だった
危なくて近寄れやしない
滝行させたら変わるかもしれない
しかし滝があるはずの崖下は
水が枯渇していた

水の仙人を探しに行った
名前を呼ぶと
物陰から声だけがした
...
恋を、喪い
寂しさを得た

何も知らなかった
孤独を感じたことなどなかった
ただの動物だったのだろう
やっと
ひととして生まれつつある、私
誰もが
こんなにもひとりなのだろうか

...
○「今日も自分の心にすとんと落ちる言葉を求めて」

*死は
終わりじゃない
永遠の眠りだ

*死に様は生き様だ
最後までユーモアを忘れずに

*愛情も過ぎると憎になる

*ドラマ ...
会釈と定型のあいさつに
あとひとつ何か言って
少しだけ 少しだけ
つかえたしゃぼん玉を空に放ちたい

その話は地雷かなとか
ぜんぜん気の利いたことでもなくて
毒にも薬にもならないような
...
めいっぱい仕事をつめこんだ
ADHDの鞄
ふたまわりも下の人が
リスケと言って
はじめてリスケの意味をしった

ぼくの歩いてきたのは
何処の砂漠だったか
おせわになった人の顔も
いや ...
今夜を惜しむように
違う明日を拒むように
無抵抗に寄り添う二人たち

つないだ手は
解かれると知りながら
シンデレラの掟すら
書き換えるようとする二人たち

反対の空に浮かぶ ...
なんか
一年に数度か

何年に一度か

ジャニスジョプリンを
聴く


生前たった3枚のアルバム
活動期間わずか4年
ホワイト社会のいまからみたら
吐き気を催すほど ...
たくさんのひとに囲まれ笑っても

          寂しいこころ帰る場所なし
残暑お見舞い申し上げます
という返信葉書を先日送り出した
三十年来の
友人へだ
三年ぶりのやりとりだった。

人類の一部は
いまだに
戦争をやめない。
何万年の人類の歴史の中で
争 ...
腹を割って話そうと言う人が嫌いだ
心の下にある物を割っても
そこにあるのはただの空白だ
心ないものに本心はない
まだ暑い夜だ
溢れ果ててもはや湖
仕方なくアトラスは背負うのをやめて
掬い上げる
湖を干してしまうまで
掬い上げた水は海へ放り投げろ
赤い目をした眠れぬ児らも一緒に
その夜を一夜一夜明か ...
水平の1本の線は

上のお空

立ての線は

天地の間の空間

左側に一本線に

さかさL字をつなげる

四角い地球の誕生

点、点、点、点と

天からの雨が降り注 ...
序幕:あまだれの記号

 記号化された肉体 増殖するシミュラークル
 人工食材の群体/培養された死角/ホログラムの蝕たち

 苦虫を噛み潰したようなくそまずい飴を、舌の上で転がすよう ...
正直な人に憧れる
本音を隠す時があるから
僕の薄っぺらさを跡形もなく焼いてくれ
その炎で今日は夜を明かす

何が大切か分からなければ
守るものも分からない
誰も尊敬できない
僕はこのま ...
○「動態思考力」
眠れぬ夜を
悶々と過ごす
のではなく
一歩踏み出してみよう
動きながら考えてみよう
間違っていたら
動きながら修正すればいい

○「青い鳥」
若いうちは
結果を ...
きっと もう来てるけれど

秋の気配を 

まだ感じさせないで

職場へ向かう道すがら

広い空地は雑草の森

鈴虫合唱が右側から覆ってくる

自転車のスピードを上げてすり抜け ...
僕は自分で自分をつぶしてしまうだろう
社会というものが押しつぶす前に
そこから逃れる術を知りながら
がんじがらめに縛りつけ
首を絞める

だから今のうちに言っておこう
落ち着いて景色を眺 ...
何を大事にするべきかは
大体分かってきた気がする

本当に辛い時
真面目に話を聞いてくれる人の事だ
光、空を渡り雲を明るめて、黒雲に消える
雲の境はおぼろでも
明暗はくっきり
それを喜び
生あるかぎり見つめ、ことばに移したい
はじまりの喜び――生と自然の現象に触れると
わたしは薄れ
底 ...
夜風がすぅすぅ網戸から
入って来ては肌を撫でる
その微妙な心地よさに
うっとりしている午前三時、
電車は大通りを走り雪峰へ
凍り付くよな身震いを
誘いぐんぐん進んで行く

鈍色空を背景 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ここにある塵の一辺と等しい辺を持つ塵はいくつ存在したか自由詩425/8/27 23:52
夏の鮮度本田憲嵩自由詩725/8/27 23:42
ちゃぽんと落ちる朝焼彩茜色自由詩725/8/27 22:15
もはや/物理の時間(改訂)ひだかたけし自由詩725/8/27 22:07
骨のゆくえ  蒼薫薫       (叙情文芸151号入選作) ...梅昆布茶2自由詩925/8/27 21:44
どぉおんひだかたけし自由詩525/8/27 19:29
神が嫉妬するなんて多賀良ヒカル自由詩325/8/27 17:52
物書きの“さが”りつ川柳5*25/8/27 15:55
※五行歌「永遠に終わらない夏がある」こしごえ自由詩4*25/8/27 15:02
※五行歌「全て と 言える」自由詩2*25/8/27 14:56
flame自由詩8*25/8/27 12:38
ひとつの詩りつ自由詩6*25/8/27 10:09
独り言8.27zenyam...自由詩3*25/8/27 7:50
胸のしゃぼん玉唐草フウ自由詩12*25/8/27 6:53
シルルの森へ道草次郎自由詩725/8/27 6:17
三日月の少し前自画自計自由詩425/8/27 0:14
居ても立っても居られない秋葉竹自由詩325/8/26 23:18
ひとりりつ短歌3*25/8/26 22:29
残暑お見舞い申し上げますこしごえ自由詩7*25/8/26 22:13
心の下リィ自由詩1*25/8/26 22:10
アトラスなわたし降墨睨白島(...自由詩3*25/8/26 20:04
多賀良ヒカル自由詩225/8/26 17:50
MEMBRANE「”境界溶解”―― 変容の螺旋」として12片あらい自由詩3+*25/8/26 17:46
sonano自由詩225/8/26 16:13
独り言8.26zenyam...自由詩4*25/8/26 15:46
まだ、夏の中で花野誉自由詩9*25/8/26 13:23
つぶれそうになったら自由詩6*25/8/26 12:48
大事sonano自由詩225/8/26 12:33
空のひかり杉原詠二(黒...自由詩2*25/8/26 12:02
夢と夜風と雪峰と/通り過ぎた初夏の日にひだかたけし自由詩6*25/8/26 10:38

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加筆訂正:
ひとつの詩/りつ[25/8/27 10:29]
修正
ひとつの詩/りつ[25/8/27 10:15]
修正
ひとり/りつ[25/8/26 22:30]
改題
0.27sec.