http://po-m.com/forum/
ja
Poems list
2024-03-29T14:56:22+09:00
-
ビールを飲んだ夏
なにもなかったんだって
知ってるから
ビー玉の星を探す
ルービックキューブなのか
キューリックループなのか
わからないほど
運命はワイン色をしてたね?
何度繰り返しても
耐えられない悲しみを
悲しみとして捉えたら
その寂しさに
ただ一人の部屋が
また狭くなる ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=358095
自由詩
2020-08-08T01:18:35+09:00
-
寂しいワタシが
砂の穴を抜けてみても
つきの
静かな夜は
寒い
ひとり
小さいアナタが
火の花を食べてみても
ほしの
転がる夜は
寒い
夜空からたれ下る
いっぽんの青い糸を
ふたりは
かじかんだ指先で
つまもうとする
希望は
赤い牙をとおして
細い血管に流れこむだろう
仮面の
吸血鬼の
首すじへの
接吻
オアシスにも
サバンナにも
かみさまはいらっしゃいます
そして
この街にも
だれにでも視えるのに
だれにも視えないうすい影となって
つちくれを守るのではなく
いきものを守るために
いらっしゃるのです
かみさまは
ほら?
そこにも ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=356250
自由詩
2020-05-06T07:41:47+09:00
-
まんかいの花
まっくらな公園に
美しく散る
はなびらの音がする
はなびらを
縫うように
さまざまな
桜色の魚たちが
泳いでいて
あれは
どんな海への入口だったのか
目を閉じれば
まんかいの花
なぜか
目を閉じればみえる
凍った時のなかをぐるぐると
泳ぎまわる魚たち
はなびらを食べながら
かなしくなんかないと
じぶんにいいきかせて
ぱくぱくと苦しげに
息をしている妙な
いきものたちの海
目を閉じれば
まんかいの花 ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=355492
自由詩
2020-04-07T02:48:35+09:00
-
心を返せという
恨みごとが
耳に
こびりつく。
深いため息に疲れる
ザラザラとながれる血の色
胸はいつも
おかしな方向から
傷つけられる
まるで望まれない子の
名前のように、
予感がする、
その夜の
海岸線で
波の嗚咽のような哀しみが
聴こえている
ここで、
満月に
讃えられた名探偵の
気持ちなんか
わからない。
無数の、
哀しみが打ち寄せる
なかで繰り広げられる
名推理、
まるでまとわりつく子守唄みたいな
夜の海が近くに押し寄せる。
なにもしらないのに
しってる眺めを楽しむ
崖の上に
追いつめられた怪盗のように
身を翻し
すべてを許す海へ
その身を投じればすくわれるかも
しれない、
という
最後の最後に騙される絶望、
ありふれた
虚無の海に、
死す。 ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=355185
自由詩
2020-03-25T00:26:09+09:00
-
というのではなく
丘の上にかつてはたっていた
城、
あとについたんだ
テッペン回った深夜のこと
ああ、
星は、
いつ落ちてもおかしくない
ああ、
まるでこぼれそうだったよ
うそだよ、
だけどなんだか
そのまたたく音が
聴こえたんだ、ちゃんと。
星々の、
まるで
美しく煌めくだけで、
さ、
ヒトの気持ちなんて
なにひとつわからない
そんなに高みにいるのに
まだ、
じぶんより
高い宇宙(そら)を見上げている
ヤツラの
歌声が、ね。
ほんとうは
黙りこくっているわたしの
つぎにしずかなはずの、ね。 ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=354937
自由詩
2020-03-15T00:12:32+09:00
-
悪びれるふうもなく
出て行くんだね
ずっと
ずっとずっと
逢いたかった
昨日までのわたしと
おなじわたしに
戻るんだね
元気だしてって
いわれてもなぁ
どうすればいいかがわからない
寒い
寒い寒い
あなたさえ
いてくれればなぁ
風邪も治るし
あったかくなれるんだけどな
でも、
くだらないこといって
イヤナオモイを
させたくない
ちゃんと
忘れないでね
わたしのこと
いつも
いつもいつも
思っていてね
じゃあ、ね? ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=354750
自由詩
2020-03-07T16:59:18+09:00
-
必要なものこそ
この手に入らないのだろうと
真夜中、
血走った眼から
絶望を垂れ流しながら
いつも
わたしの中に
手前勝手な
愛情だけが残る。
さみしかなんか
無視できる、
ただこの流れだす怒りの如き
欲しい
欲しい
欲しい
という絶望を
わたしは、
死ぬまで求めてしまうのか、
あてどなき、
あきらかに、
この身に甘すぎる
恋情。
なにも手繰り寄せられない
怖れ、
生きるって
そういえば、 ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=354686
自由詩
2020-03-04T05:31:17+09:00
-
アンバランスな風の生き様が
わたしの場合、震えを呼ぶ
ナイトメアみたいに
寝息の可愛い君の
強い正義を守る目が好き
ウソみたい
古い港町の風の歌声が
わたしの場合、さっき聴いたカレ
懐古趣味みたいに
それだけで
生きていけるんだけど
それを
否定しないで
ふたりの仲は
特別だと言って
あるいは
永遠とか ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=354095
自由詩
2020-02-08T21:38:30+09:00
-
アナタの本を
読んで
アナタを
知りたいのです
なにも
知りたくないのです
いまのアナタが
いいのです
って
いいたいけれど
そんなのウソみたいです
やっぱり好きに
大好きになってしまった
アナタをちゃんと
知りたいみたいです
だから
アナタの本を読みたい
売ってるものなら
買ってでも
読む
でもね
アナタの本
売ってないでしょ?
だからアナタに
お願いするの
アナタの本を
読ませてください
もしも
それが嫌だというなら
アナタにもっと
触れさせてください
アナタをしっかり
理解できるほど
強く ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=353941
自由詩
2020-02-02T10:16:56+09:00
-
穴があるからサクサクと
音たてて
食べられるんだと思うんだ
わたしなら
すぐ暗くなるのに表情筋を
鍛えてない
手抜きがダメだと思うんだ
サーカスは
いちばんじょうずなひとが
わざとコケて笑われる
ピエロになるのがいいらしい
笑顔になるために
必要なイリュージョンって
練習して
おかないとダメだと思うんだ
流される空き瓶はどこへも
到着できず
何処までも
ぷかぷかぷかぷかしていたいけれど
そういえばいつでも
なんどでも
笑っていられるステキなひとは
ちゃんと背中のばして生きてる感じだ
わたしは笑顔の練習でもして
みんなに嫌われない
笑い方を学んで
じょうずに背中をのばさなければ ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=353884
自由詩
2020-01-31T04:44:33+09:00
-
まま
死んだひとがいた
けっこう
にくまれていたのかな?
こっちは嫌いじゃなかったよ
けつえんなんだから
法事には行ってたでしょ?
なにかにやぶれたみたいに
あっけなく行ったひと
うそみたい
おかげでわたしは
たにんを嫌うことができなくなったよ
怖くなったよ
死に顔って、
みんなに見られるんだぜ?
どんなに綺麗に整えてくれていても
ムボウビな
顔
みんなに晒すんだろ
死にたくない、
あいつが
あまりにあっけなく死んだから
私は
ぬけがらになってしまった
あの世って、ホント、あるのかなぁ? ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=353756
自由詩
2020-01-25T18:06:24+09:00
-
光の反射のよう
どこでどう突き刺さるのか
わからない
まるで迷子の心細さなど
味わったことない顔をして
いつか母になったとき
むかし言った言葉に
埋め殺されそうになる
アナタナンテ、きらいデス
むかしいだいていた母の愛情は
どこに置き去りにしたのだったか
そういえばあのときの難破船の船底に
ずいぶんと傷んだマリア像が
倒れていたけれど
あの瞳をかたどった穴から
なにか言葉のようなものが
こぼれ落ちたのを
聞いた気がする
あれが最後の
慕情だったのかは
知らない
おそらく
誰も知らない ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=353714
自由詩
2020-01-24T03:51:39+09:00
-
たいせつな思い出にするなんて
自己愛が強すぎる女みたいで
ちょっと引いてしまう
陽はまた昇るから
新しいまっさらな真っ白な心で
前を向いて恋をしたって、いいんだよ
ねぇ、わたし?
ただ傷ついたほうの乳房の下の臓器が
とくんとくんと匂うように
高鳴って
わずかばかりの過去の
すいーとな部屋のできごとを
全身くまなく染み渡らそうとする
前を向く
邪魔をする
甘やかな香りの記憶。
生きることには
エラーなんてないから
みんな好きに生きていいんだけど
後ろばっかし振り返っていると
ふとした髪の毛まで白む寒い夜とか
死にたくなっちゃったり、とか、
するよねぇ、ねぇ、わたし?
お鍋でも食べて、あったまろ?
それが一人鍋だという
それを作るときの凍りつく心配は
このさい無視したままで、
ね?
湯気を立てたものを食べられれば
あったかな思い出に対抗できるという
細い糸のような
今にもちぎれそうな奇跡を
うっすらと、信じてる感じで、
ね? ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=353661
自由詩
2020-01-21T03:44:29+09:00
-
嫌で
夜を歩くのです
わかってもらえない
プライドを捨てて
夜を歩くのです
すべてを終わらせるために
生きてきたわけではない
夜を歩いて
たどり着いたコンビニで
お弁当を買って帰るのです
すべてを終わらせるためには
死ねばいいのかしら?
そのお弁当の
鮭のしょっぱさに
むかしの母さんのことを思い出した
あの人が死んでも
すべては終わらなかった
なら、
私が死んでも
世界はなにひとつ変わらないのだろう
そんな淫猥で紫な空の下
別に死にたいわけではなく
ただただただただただ、夜を歩くのです ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=353610
自由詩
2020-01-19T09:31:11+09:00
-
つまりはそういうことで
人の気持ちがわからないから
優しい人からも、恨まれたりしていそう
静かな冬のお寺に
昔よく遊んだお地蔵さまがおひとり
孤独を怖れない、石の意志を持って
みる人を幸せにするほほえみを
うっすらと、刻んでいる
昔々の、ことじゃった
なにかと慌ただしい
その冬の、年の瀬のことじゃった
彼との終わりなき
愛と、憎しみと、嫉妬と、懈怠に、
疲れ果て
すがりつくように
このお地蔵さまを
拝んだときの
ことじゃった
答えはすぐに、出たのじゃった
そして今はもうその答えに
従ってあれ以来
一度も会ってないのじゃった
まるで心を無くしてしまったみたいに
くるしんだよ
痛くて痛くて
なんども胸をかきむしったよ
なんにもやる気にならなくて
朝になってお日様が射しても
灰色の顔のまま
布団から抜け出せなかったよ
でもそれでも
あんな腐れ縁
続けていくよりかは
マシだと言われた気がしたので
お地蔵さまに
だから
信じたんだよ
わたしは体が小さい
小さくて
保護を求めているように
見られてしまう
おまけに心も小さい
そんなもの
どうでもいいというのに
わたしの瞳が小さいのは
大きな視野で物事を考えられないから
ほんと、
そんなもの、どうでもいいに
決まっているわ
決まっていると
思っているのに ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=353427
自由詩
2020-01-12T09:36:40+09:00
-
丸いこころがあると
しっているけれど
そんな玉ねぎみたいな
ひとを泣かせることばを
なんどもきかされると
全てをおわらせても
ないふでそのかわを
むきたくなる
よるをてっして
なみだとめられず
なだらかな絶望のかわ
むきつづけて
いるかもしれない
えらで呼吸(いき)ができるわたし ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=353307
自由詩
2020-01-08T01:47:02+09:00
-
それで
どんどんと黄昏の国が過ぎて
宵闇せまる暮らしの中で
わたしも
立ち止まったままの
蝸牛
さまよえる
迷子
冷たい風が
「シッ!」
っと
吹きつける
耳と瞼が切れるほどの速度で
なにを
急ぐのか
だれに
走らされるのか
闇の中へ
消え去る世界
ひそんでいる明日への感謝を
だれもが持っていない訳ではないのなら
集められた夜が解放され
なにかが生まれる闇の奥で
心地よい交流がはじまるのだろう
くらやみの
蝸牛は
そんな中
目を瞑り風を感じて
ゆっくりとゆっくりと
歩いている
ステキな渦巻きに
守られながら ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=352739
自由詩
2019-12-18T03:02:29+09:00
-
星と月が遠ざかる
そんな夜の街で
ほんとうの
あなたを探している
木枯らしが吹く
ユーフラテス川の
ほとりからこっち
ヒト科でいつわりなく幸せだったものなど
実はただのひとりもいないのだという
諦めが「ごお」とほおを打つ
コートのポケットに入れた手に
ふとした賭けで手に入れた
大昔の
瓶ビールといえばこれだったころの
キリンビールの王冠を握りこんだまま
そのギザギザの甘美な痛みを
いつまでもここちよく感じながら
永遠なものなど
いないのだと
深夜おびえながら
真実を知ることとなる
恐竜を絶滅させて
ヒトを栄えさせたのなら
ヒトを絶滅させて
トリを栄えさせるのも
神様の思し召しのままに……?
木枯らしが両眼を刺すから
直視できない真実を
鏡の中でも逆さにならない
知りたくもない真実を
銀河の歴史の法則から
逸脱していない真実を
星と月が遠ざかるという
駄法螺話を交えながら知らされる
その夜
暁の明星を待ちながら
夜の汚濁をすみかとする
知り合いたちを避けながら
夜の繁華な街を
それこそこそこそと歩いていたのは
この崩れかけている心を
赦してくれるはずの
あなたの声と
あなた自身をさがして
寒さで化粧を凍らせ
木枯らしに髪を乱され
さながら鬼女の涙をとどめたまま
いまはもういない
あなただけをさがして ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=352570
自由詩
2019-12-12T03:41:09+09:00
-
月を下で眠るんだと
カッコをつけた彼の
見上げて眠った月は
わたしに降りそそぐ白い色の
月と同じ月だったのだろうか
星には
しあわせな自由を願った
月には
彼とのことを祈った
叶わないことを願い
叶わない夢を祈る
ものならば
わたしは少しだけ
夜空が嫌いになりそうだから
すべてをリセットしようよ?
ゆらぎながらでもきっとこの街で
新しく生きてゆくと
約束するから ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=352537
自由詩
2019-12-11T00:47:21+09:00
-
紙飛行機を
折ろうかと
おもった
夜あけまぢかの
ひがしの空へ
飛ばそうかと
おもった
けれどあまりにも
なにもかも乗せているので
てばなすことがこわい
壊れてしまった
こころが躓いた黒い荊の欲も
鳥肌が立つほどの
ひかり輝く白い歓喜の歌も
乗せて
飛んでいくとすれば
とうめいな折り紙になった
わたしのこころのことを
紙飛行機にして飛ばすことが
わたしにできるだろうか
どんな残酷な
朝であったとしても
そして眠ることができない夜を
忘れたいのだとしても
それらを抱えて
すべてを背負って
あるいていくことが
なによりも
大切なのかもしれないだろ
だから
とうめいな折り紙は
もうすこしさきまで
わたしのこころのなかで
とうめいな自由を
守りつづけて
いってほしいと
ねがった ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=352512
自由詩
2019-12-10T04:01:53+09:00
-
人の世のやるせなさを掌に乗せて
暮らしに降りつもるかなしい怒りを
爪先には残しながら
触れれば凍てつく凶器の風
くぐり抜けてありのままの
悩む私のままで不安な灰色の雲を抜け
いつか空に触りたい
そしてそのまま
空にいさせてほしい
それを死と呼ばれたとして悲しむものなど
だれもいない木枯らし吹く世界に生きている ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=352400
自由詩
2019-12-06T04:58:37+09:00
-
急に
思い立って夜の
街中の観覧車を観に行こうと思った
眠れなくても微笑んで
夜の遊びでも
するかな
街も
眠らないのなら
コンビニは
24時間営業じゃなくなるらしい
そしたら
そのあとで
一番困ってしまうのは
もう
あふれそうになったとき
わたしたちは
どこで泣けばいいのだろう ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=351985
自由詩
2019-11-22T03:13:51+09:00
-
あの
海渡る風の音
心に響くまなつの思い出
珊瑚が恋しい
あの
海の家であった
水色ビキニの水着の女の子
珊瑚が恋しい
あの
ビーチバレーしてくれた
逆三角形の逞しい褐色のお兄さん
珊瑚が恋しい
あの
朝から手作りした
砂浜のパラソルの下のおにぎり
珊瑚が恋しい
あの
触れれば痛い気がする
人生ってなんなんだろうね
珊瑚が恋しいって
とくに
そういうんじゃないんだけど
なにもとくべつな欲もなく
ただうみの底にはあるはずの
珊瑚が恋しい
ああ、それにしても
珊瑚が恋しい ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=351817
自由詩
2019-11-16T06:23:40+09:00
-
心まで透き通る青い高い空の下
心までその色に
染めてほしいの。
そっと、
逆らわないで
生きている
悩みを
すこしでも
少なくしたいから
だれのことも
嫌いたくないから
そんなことで
疲れてしまった
むかしの私が
みっともなくて
ただ生きている今なら
もう、
冷たい顔して表情強張らせて
いるし
そのままで頑張って生きて
いくよ
もう、
死にたいなんて
思いたくないのでね
ほんわか、
生きたいよ……
悩むくらいなら幾らでも
悩んでみせます
でも、
憎ませないで。
だれのことも
憎みたくないの。
秋だから
心まで透き通る青い高い空の下
心までその色に
染めてほしいの。
だれのことも
憎みたくないの。
憎んで当然の
アイツのことも
心から消したいだけ、
ほんとうに
それを望んでいるだけ、
ほんとうは
それだけが、
救いなの……… ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=351418
自由詩
2019-11-03T11:32:24+09:00
-
割ってね、
憂さ晴らしを
した。
憧れが
さまよって
愛が
凍ったから
好きは好き
だったよ。
脱兎のように
なっちゃったよ。
でもね、
でも、
けれども
それだけじゃあ
『愛』を
長いこと
待っていたんだよ。
あなたから
別れようと
言わそうと
頑張ったの
ほめてよね
ほめてよね
涙ひとつも
溢さなかった
でしょ?
ほめてよね
ほめてよね
なんか
気がつくと
世間には
『瓶割屋』って
職業があったの
どこかは
言わない
言ってもいいけど
宣伝になっちゃうから
そして
そこで
「バカーッ!」って
瓶投げて
叩きつけて
割って
憂さを晴らすの
瓶を
割ってね、
憂さを、ね、
晴らした
けど、
晴らせない
憂さを
どうすれば
いいのかな?
おーしえて?
よ、ねぇ。
あなた。
別れようとして、
心は
別れようとして、
別れられなかったら
ダメって
わかっていて。
どーすれば、
いーのかな?
どーすれば
いーのかな?
ねー、
あなた? ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=351079
自由詩
2019-10-22T07:45:27+09:00
-
それは日常で
それ以上でもそれ以下でもない
休みの日
早く起きてあの人と逢う
それは日常で
それ以上でもそれ以下でもない
と、
思っていたけれど。
日常って、
死ぬまで続くルーティンのこと?
あの人とは
もう、逢えないよ。
会社もいつかはつぶれるのかな?
そんなことわかるわけないけど。
あの人との心のつながりが
あの一瞬で消えた、
終わった、
捨てられた、
のって
会社がつぶれることより
大きな意味を持っているんじゃなかったか?
夜ね、
ひとりで寝てるとね、
なんだかもはや笑えてくるんだよ?
あんなくだらないことで
こんなに寒い夜をまねいたんだとしたら
わたしのあたまって
なにも考えられない
ただのシワシワじゃないの?
ってね。
そしてね、
バカみたいだけど、
笑っているんだよ?
笑っているんだけど、
………………
泣いているんだよ。 ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=351027
自由詩
2019-10-20T10:27:11+09:00
-
夢が降って
好きになる。
夢とは
なになんだろう?
人が泣く。
怖くて怖くて。
ただじぶんの心を
差し上げることが。
怖くて、怖くて。
なさけある
あなたとわたしの間には?
不安な夜は
嵐のせい?
夢だけど
悲しい失恋したみたい
だけどずっと好きでいるから
あなたの瞳の言葉を
かえして? ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=350962
自由詩
2019-10-18T22:12:28+09:00
-
待っていたのは、かしこい?
部屋の掃除して
待っていたのは、かしこい?
とても綺麗になったよ
鏡の中の私が笑って
いやだからあいつのこと
忘れたいって、かしこい?
もう、来ないって
わかってるのに
なにを待っているの?
だれを待っているの?
ひとりでご飯を食べて
お風呂に入って眠る
そんな日々で
いいの?
悪かったら
どうなるの?
夜はちゃんと眠る
眠れるときに眠る
晩ご飯のいい匂いがするなぁって
言ってくれた、優しく
思い出が重なり合って
暖かい毎日があったよ
今はもう、取り戻せない
夜が懐かしいだけ
そしてあのころの私が
羨ましくて、ワガママだと思う
そしてゆめのなかで
あって、さめて、泣いて。
晩ご飯を作って
待っていたなんて、バカだ
そんな思い出つくって思い出して
泣くだけなんて、大馬鹿女だ ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=350807
自由詩
2019-10-13T10:14:09+09:00
-
信号が赤だったから
ひとり仰ぎ見て立ち止まっていたの
青空は雲ひとつなくまっぱだかで
そのからだを透明な恥じらいで
うすくおおっていたの
つまりそこに住みたいの
好きって感情よりも
もっと心を刺す香り
濡れたレモンのある部屋に
ずっと伝えたかった
こんな風に
不自然な三色になぞらえるんじゃなくて
ウヰスキーをストレートで
のみくだす性急さで
あなたを襲うようにとうとつに ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=350745
自由詩
2019-10-11T05:01:12+09:00
-
短針と長針と秒針におわれて
くらい穴ぐらで
ひざかかえて
かくれる夢をみた
黄色い花が咲いていた
黄緑色の電車が走っていた
庭に座っているのはかしこいしば犬
そんないつもの世界を
いっぽ超えた世界がやってきた
愛とか恋とか
言葉にならない
痩せっぽちの世界
そしてきづかされる
でもあいつのこと
じょうずにだいじに
できていないよなぁ
そしてゆめのなか
深夜とけいの針たちに
おわれ
あたふた
あたふた
ひとりで笑って
ひとりで転んで
はやくあさになぁれ ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=350358
自由詩
2019-09-27T02:39:38+09:00