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ja
Poems list
2024-03-28T20:02:59+09:00
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ネットで繋がって
隣町の駅でおちあって
車に乗せられて
ホテルへ行って
知らない人と、した
気持ち悪いわたし
気持ち悪いあなた
気持ち悪い、温度
そうすればわたし
違うわたしになれる気がした
そうしてもわたしは
気を遣ってばかりのわたしで
知らない誰かに
気持ちいいフリの
気持ち悪いわたし ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=331751
自由詩
2017-08-19T00:59:50+09:00
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意地になって踏み潰した
ズボンの裾が汚れて
そんなことも気にせず
意味のない破壊を繰り返して
わたしはわんわんと泣いた
あたしかわいそう!
あたしかわいそう!
あたしかわいそう! ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=331748
自由詩
2017-08-18T22:29:52+09:00
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避妊具の自販機
古ぼけた色気の中に
母の面影
明日からあの街になるこの街 ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=331746
自由詩
2017-08-18T22:01:04+09:00
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砂浜にまっすぐ線をつける
君の横には座らないから
安心して眺めればいい
夕日か朝日か知らない光
綺麗だね
なんてね
ありふれたことを思って
ありふれたことを言って
君が振りかえるのを待つ
足の指にこびりついた砂を
思い出のように大事に持って
君の想いが届くのを見ている ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=331693
自由詩
2017-08-16T22:36:54+09:00
-
言葉は
言葉は気持ちだ
無理に話さなくていい
言葉は音楽のように
あなたに届かなくてもいい
言葉は魔法のように
どこにもいきはしない
言葉は必殺技のように
口にしなくても自由自在にそこにある ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=323127
自由詩
2016-10-17T00:19:08+09:00
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それができたら目一杯、目一杯
もう少し精一杯、君ならできる精一杯
そうやって最後には力一杯、
力一杯に引っ張った気持ちが
引っ張られた気持ちが
掃除機のコンセントみたいに
キュルキュルいって、
突然わたしの中に戻ってきた
吐き出しそうなくらい
泣き出しそうなくらい
戻ってきた
だからわたしは今苦しい ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=321425
自由詩
2016-08-21T22:20:38+09:00
-
僕らを強引に引っ張って
のろのろ走る父の車を
ぐんぐんと追い抜いた
隣で姉が呟く
泣いてたまるかって
僕は答える
泣き虫は嫌いだって
そうやって僕らふたりで溢れさせた
ふたりの間に溢れた
涙の粒だけを信用している ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=319023
自由詩
2016-06-01T09:25:35+09:00
-
歌うように呼んでね
るるるるる〜
まるで電話のベルみたい
わたし声色ひとつ変えて
答えましょう
はいこちら、
るるるるる〜でございます
陽気で愉快で意地悪な
るるるるる〜でございます
皮肉と嫌味が好物で
人の不幸は蜜の味
とっても優しい淑女でございます ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=318856
自由詩
2016-05-28T14:58:10+09:00
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言葉で拭いさることができないように
例えば今、君の首に絡まるその縄を
わたしの言葉でちぎることが出来ないように
言葉など、非常に無意味なものであるのだ
それなのに
飴玉1つの価値にもならぬものを
ナイフの代わりにもならぬものを
なぜわたし達は紡ぎ続けるだろう
心を加工するだけの行為を
飽きもせず、なぜ
なぁ
血の味を紛らわすために
わたしに飴をくれないか
鉄の匂いを檸檬の香りに変えたいのだ
君がわたしに沈黙を要求しても
言葉をなくしてたまるものか
君の首に絡まる忌々しい過去を
わたしが切ってみせるのだ
だから。
なぁ、
わたしに飴をくれないか
代わりに君に珈琲でも奢ろう ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=318826
自由詩
2016-05-27T22:40:40+09:00
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-0-
一生懸命生きていたって
だれも気にしないのよ
わたし何処へ飛んで行っても
あなた関心がないのよ
綿毛ひとつ舞って
それとおんなじ命なの
-1-
変われないのさ
何処を知っても 誰を知っても
わたしはわたし
何処で咲いても 西洋たんぽぽ
檸檬のタブレット
口に放り込んで
甘ったるい春を感じた
-2-
背伸びしすぎて筋肉痛
心をほぐすように歯車を回す
ピントが合う前に
シャッターを切ろう
わたしをぼかして
わたしを知る前に
いつか帰りますと
絵はがきにして送るの
-3-
あなたの舌が口内炎をえぐって
それがとっても痛かったから
わたしこうして汽車に乗ったの ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=318793
自由詩
2016-05-27T02:01:08+09:00
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シから遠ざける
まるで小説みたいな
そんな曇り色の日
あなたは死んではならないし
幸せにもなれないのよ
そんな枷をつけて
世界に放った
帰っておいでなんて言わない
あなたの意志で帰ってくるのよ
わたしそれまで詩っているわ ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=318762
自由詩
2016-05-26T11:19:09+09:00
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みんなの悪口言って人気者
真似して悪口言ってみたら
わたしはなんでか悪者に
笑顔のあの子
いつも下品なことばかり
それでもみんなの人気者
真似して下品してみたら
わたしはなんでか笑い者
オタクのあの子
教室の隅でサークル形成
いつも楽しそう
真似して輪に入っても
わたしには何もわからない
普通なあの子
いつも何しても平均点
運動も見た目も平均点
真似すらできない普通の子
ただ好かれたいだけなのに
いつもすっと離れていく
わたしの心も誰かの気持ちも
本当は違う誰かになりたい
それでもここにいるのは
ああ、誰にもなれない
わたしは誰なの ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=318686
自由詩
2016-05-24T07:58:59+09:00
-
本当に大切にするって
難しいことですね
あなたがそう言った
皮肉でしょうか
本当に大切なものだから
本当に大切にしてよって
あなた本当はそう言いたいのでしょう
朝、あなたはわたしより少し早く起きてカーテンを開ける
その眩しさに負けてわたしは背を向ける
眠るってことは死んでしまうってこと
起きるってことは生まれること
毎日、仮死状態を繰り返し
この部屋から出ることは許されない
本当に大切だと思うから
本当に大切なそれだけを
本当に大切にできなくて
憎まれていつか出て行くかしら
それでもわたし
いつの間にかあなたが居なくなっても
本当に大切なまま
わたしのなかで仮死を続けるわ ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=318681
自由詩
2016-05-24T07:45:12+09:00
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終わらないなら始めないよと
うそぶいて急かします
冷たいシャトルに腰をかけたわたしたちは
地球を発射して
酸素がなくなるまで旅をしたい
まあるい命は重力を綱にして
地球を引け 地球を引け
そうしてみんな一緒に消えます
北極よりも寒いところで氷漬け
太陽のそばで調理され
そうしてみんな一緒に消えます
いつまで経っても終わらないから
終わらないから始められないのよ
そう言ってわたしは最終回であなたを待つわ ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=318648
自由詩
2016-05-23T00:59:19+09:00
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ギラギラのおばさんタレントに
トロトロに煮込んだはずの愛は
ドロドロの昼ドラ視聴率0.2%
四捨五入で0の手間暇 うそっぱち
愛してあげましょう いつまでも
サラサラの肌にザラザラ髭が生えても
スリスリがズリズリ痛くても
それでもソロソロゾロゾロと
出て行くと言うのなら
ハイハイバイバイさようなら ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=318616
自由詩
2016-05-22T15:59:52+09:00
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靴はいつの日か隠して埋めた
角質、角質、カクシツ
玄関の隅に置いた革靴は
フローラルの香り
白い角質、剥いで
焦げ臭くなるために、外へ出る ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=318546
自由詩
2016-05-21T02:10:24+09:00
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今日でハタチになるのよ
少女は花を散らして
その1秒を不器用に演じた
『宇宙』
置き石をみっつさせて
盤に星を置いてゆく
計算は怠らず
擦り合わせてジゴにする
見つからぬよう
機嫌を崩さぬよう
そうして、ジゴ ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=315312
自由詩
2016-01-30T01:13:36+09:00
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彼は首を横に振る
そうか僕は遅刻したのか
車内は冷房効いてますかと彼に尋ねると
入っているのは暖房だという
そうか今は冬であったか ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=315007
自由詩
2016-01-21T09:51:29+09:00
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墓だらけの世界
スーパーヒーローは言う
もう誰も殺してはいけません
もう誰も死んではいけません
毎日人が死んでゆくはずの
墓だらけの世界が
毎日人が産まれるだけの
命だらけの世界になってゆく
墓の上にコンクリートのビル
埋め立てられた海の上
その上にコンクリートのビル
その棘で地面を隙間なく埋めてゆく
反逆者は叫ぶ
ビルが僕らの墓になる
衛星が揶揄う
地球は灰のバフンウニ
太陽が首を傾げる
お前、一回り大きくなったな ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=314326
自由詩
2016-01-02T01:16:11+09:00
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沈下性の餌を落として、愛でた
それからコツンと水槽を揺らして
ストレスを送りこむ
浮きっぱなしの鞠が
いつまでも足掻いていてくれますようにと、
わたしは愛でることをやめない。
「息苦しそう、水中は」
彼女を愛でることをやめない。 ]]>
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=314193
自由詩
2015-12-29T13:31:56+09:00