04/11 12:26
角田寿星
イラクについて思うこと。
日本は自衛隊を送って駐留してるわけだけど、その駐留のやり方まで欧米諸国を真似る必要はまったくないと思う。「占領」型の駐留して、お前らいつまで同じ過ちをくり返す気だ、ってそっちの点で憤りを感じるよ。
現在のやり方ではコストパフォーマンスは悪いし、第一、実行可能な「人道的支援」が限られている。
サマワ側の要求はかなり明確に提示されているんで、その時点でプロジェクトチームを作って、技術者などの民間人を送り込むべきでしょう。報道陣だってイラクに入り込んでるんだから、不可能なことではない。食料、医薬品、支援物資のルートも恒常的に確保する。
んで、自衛隊は、彼らの護衛や安全確保が第一の仕事となる。これはすごい重要な仕事だと思う。給水や土木作業は現地の人を雇う。雇用確保は、イラク国民のいちばんの要求だったはず。
法律や既得権益の調整など考えると夢物語みたいな話だけど、日本はほとんど唯一のユダヤだイスラムだキリストだという争いに無縁(のはず)の国なんだから、何の考えもなしにその争いの渦に身を任せるんじゃなくて、今までの常識にない「新しい駐留」を、ぜひ模索してほしいよ。