03/27 22:06
白糸雅樹
奥主榮氏の名言2
「疲れる」
そうだろーな。
私自身が疲れるのはいい。覚悟のうえのことだ。自殺企図を止めると決めた日から、疲れるのは前提のうえのことだし、実際、しばしば何もかも放り出して仮死している。
Aが疲れる、のは申し訳ないと思う。しかし許容してもらうしかない。許容できなくなったら私から離れればいいだけだ。
A以外のひとが疲れる、のは申し訳ない、と思う。
それでひとが離れていくのはさびしい。しかしどうしようもない。
ひとは変わることができないとは思わない。私が、ひとを疲れさせないように変わることはできる筈だし、それができない、私だけ成長できないと言ったら、40才を超えてからすごく成長した姿を私に見せてくれた知人に対して、失礼だし無礼だ。
しかし、私の存在はやはり疲れる存在だ。
(小説「A」の為の断片より。2004/03/27)