夢を見たら書き込むスレ[74]
04/11 04:41
佐々宝砂

>高倉さん
トーハーの夢好きです。
つーか私はバイだったんで(今はストレートですが)
見ても不思議はないんだけど(笑

>片野さん
なぜ三浦邸(笑

>石原さん
私の見る夢もたいていカラフルでリアルです。色を思い出せない場合もたまにはありますが、白黒の夢は見たことがありません。

明晰夢というのは「夢の中で夢と気づいている夢」の通称ですが、正式名称であるかどうかはわかりません。明晰夢に関する著書としてはかなり高価な本でおすすめではないのですがゴドウィンの『夢の劇場』という本がいちばん詳しいかと思います。その本によれば、明晰夢は西洋より東洋の伝統に基づくもののようです。ネイティヴ・アメリカンやアボリジニのあいだにも伝統的に明晰夢を大事にするところがあるそうです。芸術家で明晰夢を利用してきた人はたくさんいるようですが、もっとも成功しまた有名なのはウイリアム・ブレイクでしょう。私もけっこう詩に明晰夢を利用する方です。明晰夢を見るためには、毎日運動しちゃんとごはん食べてやるべき仕事をきちんと終わらせ、ビタミンをとり、毎日夢日記をまめに書き、「私は夢を覚えているぞ!」と常に考え続けるというすごくたいへんな方法と、安直に睡眠薬を利用する方法とがあります。睡眠薬はあまりおすすめできません(笑。本当は睡眠薬で見る明晰夢は、明晰夢とは断言できないものだと私は思います。だから私のは単に「夢だなあとぼんやり気づいてる夢」くらいのもんです。

明晰夢を多く経験すると、石原さんの言う「少なくともこの僕の持っている「現実」ってのは夢程度に淡くて儚いのだ。」という認識が実感できるように、私は思いました。石原さんのを読んで思いましたが、明晰夢を見なくても、そういうことを実感できるひとっているのですねえ。私は明晰夢をたくさん見るようになるまで気づきませんでした。このあたり突っこみ続けると夢の中で胡蝶になったりして哲学っぽくなってくるので、このへんでとりあえず終わり。

昨日というか昨日か、ひるま見たものすごく長い夢。

私は突然拉致された。北朝鮮に拉致されたのではなく、10代〜20代の若い連中が作っているコロニーに拉致されたのであった。この年若い連中はニュータイプ(古い言い方だなあ)、つまり突然変異によりホモ・サピエンスとは違うDNAを持つに至った若い連中であり、自分たちの生き残りをかけて密かにコロニーを作っているのであった。私は、夢を見始めた当初から夢だと気づいてはいたものの、今回は夢の流れに身を任せてみることにした。この若いコロニーには、非常に大きな難題があった。白黒黄色の人種が入り交じっており、この新人類たちはどんな言語をもすぐに習得し喋ることができるという超能力に近い能力を持っており、コンピュータの言語すらすぐ習得するのだが、体力的に非常に弱い。白人男子・黄色人男子は、基本的に全く生殖能力を持たず、不能である。一部黒人男子は、盲目だが生殖能力を持つ。黒人男子でも視力があると生殖能力がない。女子は人種を問わず生殖能力を持つが、女子は全員精神的な問題を抱え、自閉症的傾向を持つ。この歪んだコロニーに君臨しているのは十六歳の黒人少年で、こいつは目が見えるうえに生殖能力を持ち、つまりハレムの王様みたいなものになっているのだった(諸星大二郎の『マッドマン』の少年みたいで、たいへんにわたし好みの黒人少年であったが、さすがの私も相手が十六では食指がうごかん)。
私がこのコロニーに拉致されたのは、私がえらいとしくってる(36なんだからこのコロニーじゃ年寄りだ)にも関わらず、DNA自体は新人類と旧人類の中間タイプに属し、なんらかの価値を持つと判断されたからなのだった。つーか私はまるで使い走りのようだった。コロニーにはときどき子どもが生まれたが、すぐに亡くなることが多かった。女子の全員が自閉症的傾向を持つため、うまく育てることができないのだった。私は夢だとわかっていたのだけれど、この子たちをなんとかしたいと思い、その手の才能全くないにも関わらず保母さんか看護婦さんみたいに必死に働いた。働いても働いても子どもが死んだ。流産も多かった。夢だということはほんとにわかっていたのだけれど、私はとてもとても哀しかった。
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