2004 08/14 16:47
佐々宝砂
派遣先の工場で迷子になった。仕事は終わったので帰るばっかりなのだが、ロッカールームがどこにあるかわからない。一階にロッカールームがあるのは絶対確かなので、1Fと書いてある階段を下りきったら、こじゃれた店舗がたくさん入ってる雑居ビルの一階に出てしまった。表玄関に店舗があって、裏玄関にロッカールームがある工場というのは実際わりとあるものなので、なんとか裏側にまわろうとしたのだが、まわってもまわっても店舗である。こりゃ困ったなあと思っていたら、私と同じく迷子になってるっぽい男を見つけた。どうみても工作機械エンジニアらしい服装で、不安げだ。親近感を覚えた私は彼に「工場の方ですか」と訊ねた。「そうです、ロッカーがどこかわからないのですよ」じゃあ二人で探しましょうということでうろうろと歩き回ったら、「工作室→」という表示が見つかった。とても工場っぽい言葉である。「工作室って知ってます?」「わかりますわかります、ぼくの職場です」というわけで工作室へのドアをあけたら、いきなりコンベアーだった。しかもコンベアーが運ぶのは私ら人間なのだった。かんがえるまもなく服をひっぱがされ、どばーと泡立つ液体で洗浄され、水ですすがれ、乾かされ、しかしわりと不安ではなかった。素裸で仕事をさせるわけがない。たいてい防塵服をくれるはずだ。しかしそれにしてもこのコンベアは狭い。というか痛いじゃないか、なんだなんだ、
どすん。
ひさーしぶりに、ベッドから落ちて目覚めました。いまだに腕が痛いです。