2004 08/10 06:53
Six
うしろめたい朝帰り。最初は車を運転していたのだけれど、いつのまにかタクシーに乗っていた。タクシーの運転手さんに、「その交差点の信号越えたところで止めてください」と告げて下ろしてもらう。3000円もしたのに、「丁度給付金の時間だからお金はいらないよ」と言われて、ラッキー。自分の家と、実家が、2件おいて並んで建っているが、実家の方へ入っていく。やっぱりうしろめたい気分かな、と。こっそり実家に入っていくと(大きな屋敷である)、たくさんの人が集まっていて、皆喪服のような黒っぽい服装をしている。母はどこに居るのかと探しつつ、朝帰りのことを咎められるのもイヤで、逃げ回りつつ、階段を上がって二階へ行くと、「ああ、帰ってきた。かわいそうに○○チャンがね…」と、家で一番の長老がわたしに言う(○○チャンの名前が思い出せぬ)。座敷のふすまを開けると、わたしの子供の頃の友人の○○チャンがお布団の上で、額にろうそくをのせられて、胸のところで手を組んで横たわっていた。死んでしまったのらしい。わたしが、「ウワァァ」と息をのむと、不意に○○チャンの長い睫毛がピクと動き、目をあけた。「アッ、生き返りましたよ!」。額に乗せられたろうそくを取ってあげなければ、と思いながら、わたしも目が覚めました。