2007 01/24 18:30
ふるる
「コリオレイナス」を観て来ました。
戦は強いが口は悪くてママっ子の貴族が、その口の悪さと負けん気の強さと誇り高さが災いして民衆に追われ、復讐のために敵と手を組んだらその敵にも反逆者呼ばわりされて挙句の果ては・・・というお話でした。
「泣き虫小僧!」「嘘だーーー!」ってまるで子供の喧嘩みたいだったです。
シェークスピアの劇って初めて見たけど、セリフが比喩のオンパレードでお腹いっぱいになりました。
白石加代子さんという方が素晴らしい演技でした。男ばかりのむさくるしい舞台の中で、母の威厳、息子への愛、貴族の誇り高さと愚かさなどをかもし出し、しかも笑いもきっちり取るとは本当にすごい。
コリオレイナスのマザコンぶり、強い方にばかりつきたがる民衆の愚民っぷりもよかったです。
舞台や衣装は和風でした。戦いはなぎなたや刀で。時代劇好きなので、それもよかったです。