2006 01/23 22:54
「ま」の字
>>64の大村さんの話を読んでいて(大変面白かったです、特に最後の方)、ふと思った。
「あなたはなぜ詩を書くのか」そう問われて、いろいろ頭をひねる。きちんと答えるには「詩とは何か」という定義も必要になるのでますますヤッカイになる。 だが、ふと、本当にふと思った。
“あなたはなぜ詩を書かないのか?”
なぜ自分で造ることをしないのか? 自由になりたくないのか? 造物主になりたくないのか? 決して犯されることの無い全き自分の世界にありたくないのか。
人と生まれてきて、幸せになりたく無いのか? 人と生まれてきて人と生まれてきた甲斐を 味わいたくないのか? 空を
とびたくないか?
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無論答えになっていない。他人に通用するような代物ではない。単に自分に通用する感覚と言葉を並べただけだ。
だが、「あなたはなぜ詩を書かないのか?」という問いを逆に外に向かって発し得たその時、 俺の顔は一瞬だが燃えるようにあかく、あかくあかく真っ赤な喜びにギラギラと光ったろう。