何故あなたは詩を書くのか?[198]
2006 12/15 17:44
麻生深月

みなさんの詩論、読ませていただきました。
いろいろな意見があって面白いですね。

私はちまちま短歌を詠みはじめたへろへろ歌人です。
どうして短歌を詠むのかと言われてもひとことで説明するのは難しいですが
自分の資質的なものでは『言葉とリズム』が好きで、あふれる言葉を書き留めておくため、
自分の感情を昇華するため、というのが根底にあると思います。

そして、ここまで言葉にこだわるのは、高校生のとき文章で人を傷つけたことをきっかけに
長いこと文章を書かずにいたのですが、最近になってそれじゃ逃げてるだけだ、
文章で人を傷つけられるなら、文章で人を幸せにすることもできるはずだ、と気づき、
また書きはじめようと思ったのです。
幸せにまではできなくても、私の書くものによってちょっといい気分になってくれたり
悲しみのお供になれたりしたら、それはとても嬉しいです。

そして、短歌は私にとって他人に自分の気持ちや世界観を伝えるツールでもあります。
実際に何人もの友達が短歌をはじめたり、贈ってくれました。
なので、私にとって短歌は大切なコミュニケーションツールでもあります。

幸せな生活から詩が生まれてこない、というのは正しいのか間違っているのかはわかりません。
ただ、私のスタンスは『今までたくさん辛かったし、今も生きづらいことがたくさんあるけど
それでも友達や世界のやさしさに触れて、ありがとうって言いたいんです』というのが
一番近いかなぁと思っています。

だから綺麗な闇の言葉を使うのではなく、できるだけやさしくてわかりやすい言葉で
何かを伝えるのが私には似合ってるのかなあと思ってこんな短歌を詠んでます。
それを上手く表現するのがこれからの課題ですね〜。
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